「車4台が絡む交通事故で車が大破しています」(河野仙志カメラマンリポート)
おととし1月、八尾市の国道で乗用車がセンターラインを越えて対向車に衝突するなどあわせて4台が絡む事故があり、衝突された車に乗っていた篠原勝さん(当時80)と阿部春子さん(当時70)が死亡、男女5人が重軽傷を負いました。この事故で、乗用車を運転していた会社員の塚田英樹被告(45)が、法定速度が時速50キロなのに車の制御が困難な時速163キロで車を運転していたとして、危険運転致死傷などの罪で起訴されました。
被告の車はタイヤなどが改造されていて、しかも無登録。助手席に乗っていた当時9歳の息子も重傷を負いました。27日の初公判で塚田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。検察は冒頭陳述で「被告は鈴鹿サーキットの走行会に出場し、時速200キロを出したこともあり、高速度の危険を認識していた」と指摘しました。判決は来月3日です。